孤独な経営者に寄り添う/高野経営労務事務所 代表 高野 裕一

2016.04.13 【社労士プラザ】
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 開業してから3年が経つが、開業前と変わらない想いがある。その想いとは「経営者の参謀として労務トラブルに悩む経営者の力になること」である。

 少子高齢化が進み、労働力人口が減り続ける現在の日本では、企業を存続させていくだけでもかなり難しいことである。こうした状況のなか、社長という大変な仕事を業とされている経営者は優秀な方が多いと認識している。

 そのような経営者が人の労務トラブルに悩むのは、決して能力が低いわけではなく、その解決の手法を学んでいないだけであると私は捉えている。しかし、顧問先の経営者からは「経営者は人の労務トラブルに悩んだときに相談できる相手がいない。もちろん、社員には話せないし、役員に話してもスッキリすることはほとんどない」といわれることがある。

 私は、社会保険労務士の資格を得る以前から経営者のこのような「孤独」を肌で感じていた。その理由は、父親が経営者だったこと、そして中小企業を支援する経営コンサルタントとして10年以上活動していたという私自身の過去の経歴が影響しているからであろう。

 このような「孤独」ともいえる経営者のために、私のような社会保険労務士がどのように力になることができるだろうか。

 正直にいえば、現時点ではその答えは鮮明にはなっていない。ただ、いまの私が心掛けていることといえば、そのような経営者の傍に寄り添いながら、様ざまな悩みを徹底して聞くこと、その悩みの解決策をともに考えるように努めることである。

 そのためには、常日頃から労働法令について最新の情報を得る必要があるし、日常的な経営についての情報も収集する必要がある。

 「社会保険労務士としての業務の習熟度を向上させるのはもちろんのこと、少しでも経営者の参謀としての技量を向上させたい」と強く感じながら、日々最新の情報を収集するように努め、活動することができているのは、開業前からの想いを実現させたいという使命感からであると感じている。今後も開業前からの「経営者の参謀として労務トラブルに悩む経営者の力になること」という想いを忘れずに活動し続けていきたい。

高野経営労務事務所 代表 高野 裕一【東京】

【公式Webサイトはこちら】
http://sr-takano.jp/

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    平成28年4月11日第3060号10面 掲載
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