残業代など460万円不払い 介護輸送行うNPO法人を送検 大野労基署
2018.03.26
【送検記事】
福井・大野労働基準監督署は、労働者に対して賃金・残業代を支払わなかったとして、福祉有償運送事業を行う特定非営利活動法人と同法人理事長を労働基準法第37条(時間外、休日及び深夜の割増賃金)違反の容疑で福井地検に書類送検した。
同法人は平成27年8月~29年4月にかけ、正社員に相当する労働者1人に対して合計610時間30分の残業をさせたにもかかわらず、その時の残業代57万3408円を支払わなかった疑い。
さらに、27年6月と同年8月~29年4月、同労働者とパート労働者2人の賃金の全額または一部(合計402万3628円)も支払っていなかった。
賃金不払いは経営不振が理由に発生しており、以前から遅配も起こっていた。同労基署に寄せられた労働相談が捜査の端緒。
【平成30年3月13日送検】