【今週の労務書】『ダイレクト・リクルーティング新しい採用の常識』
2018.03.31
【書評】
求人費が半減した例も
ダイレクト・リクルーティングとは、①自社社員から友人や知人を紹介・推薦してもらう「リファラル・リクルーティング」、②データベースから能動的に人材を探す「ダイレクト・ソーシング」、③専用の求人エンジンでマーケティングを行う「ファスト・リクルーティング」――の主に3つを指す採用手法。このうち③に解説の力点を置いているのが本書の特徴だ。
求職者が応募した直後が「最も求人に対する熱の高い状況」と指摘する。応募から5分以内に電話連絡をする、出なかった場合はSMS(ショートメール)を送るといった反応が肝要とした。
「求人費が半減し、採用者数は3倍になった」といった8社の企業事例も収載する。
(高山奨史、新倉竜也著、同文舘出版刊、TEL:03-3294-1801、1500円+税)
平成30年4月2日第3155号16面 掲載