ユースエール認定 九州で最多の11社に 鹿児島労働局
2018.04.02
【監督指導動向】
鹿児島労働局は、平成29年度後半にユースエール認定をした企業・団体を集めて認定証の交付式を開催した=写真。ユースエールは、青少年の雇用の促進等に関する法律(若者雇用促進法)で定める、①学卒求人など、若者対象の正社員の求人申し込みまたは募集を行っている、②若者の採用や人材育成に積極的に取り組んでいる、③過去3年間に新規学卒者の採用内定取消しを行っていない――など12項目の基準を満たしている企業・団体に認定を与える制度。
交付式に参加したのは、社会福祉法人クオラ、社会福祉法人くすの木会、医療法人松柏会、社会福祉法人近陵会、社会福祉法人愛生会、社会福祉法人敬天会の6団体。いずれの団体でも研修制度やメンター制度の充実を図ることで、若手社員の育成、定着を図っている。
県内でユースエール認定を受けた企業・団体数は合計で11に上り、九州・沖縄地区では29年2月末時点で最多となった。「ジョブ・サポーターが企業を訪問する際に制度の広報活動を行ったなどで、着実に広まったのではないか」と同労働局は分析している。