3分の2の現場で安衛法違反 近畿6労働局 建設業監督結果
2018.04.09
【監督指導動向】
大阪、京都、滋賀、兵庫、和歌山、奈良の近畿2府4県の労働局は、平成29年12月に実施した609の建設工事現場に対する一斉監督の結果を公表した。65.2%に当たる397現場で労働安全衛生法に関する違反が発覚している。
項目別に違反状況をみると、作業床未設置や安全帯の未使用といった「墜落・転落防止」(480事業場)と、元請事業者における各種管理者の未選任などを指す「安全衛生管理面」(308事業場)が群を抜いて多かった。
工機のゆとりに関しても調べており、全体の25.4%(154現場)が「ゆとりなし」と回答していた。