取引先工場内で労災 安全教育未実施など安衛法違反で送検 秋田労基署
2018.05.02
【送検記事】
秋田労働基準監督署は、安全に関する特別教育を受けていない労働者にクレーンを運転させたとして、産業廃棄物の中間処理・収集運搬業者と同社代表取締役を労働安全衛生法第59条(安全衛生教育)および第61条(就業制限)違反の容疑で秋田地検に書類送検した。平成29年6月、同社労働者が負傷する労働災害が発生している。
労災は取引先会社の工場内で発生した。鉄くずを回収するため吊り上げ荷重2.9トンの天井クレーンを労働者が運転していた際に、コンベヤーで運搬されてきた鋼材が激突している。
同社は、被災した労働者が1トン以上の荷物を玉掛けさせる時に必要な技能講習も修了しないにもかかわらず、玉掛け作業に従事させた疑いでも処分された。
【平成30年3月9日送検】