複数回の是正指導に応じず 賃金不払いの印刷業を送検 水戸労基署
2018.07.06
【送検記事】
10年前から不払い・遅配
茨城・水戸労働基準監督署は、労働者に賃金を支払わなかったとして、印刷業者と同社代表取締役を最低賃金法第4条(最低賃金の効力)違反の容疑で水戸地検に書類送検した。
同社は平成29年8~9月、労働者6人に対して賃金総額225万2000円を支払わなかった疑い。経営不振が不払いの理由で、ほぼ10年前から不払いや遅配、分割払いが発生していた。
同労基署へ寄せられた労働相談が捜査の端緒になっている。26年以降、複数回にわたって是正指導をしていたが、完全に不払いが解消されなかったため司法処分を下している。
【平成30年6月12日送検】