学生が知りたい労働法の知識1位は「休日・休暇」 茨城労働局調べ
2016.05.20
【監督指導動向】
茨城労働局は、大学生に対して労働法に関するアンケート調査を実施した。働くうえで知っておきたい知識の1位が「休日・休暇」、就職する会社選びの際に最重要視する項目が「労働環境」であることが明らかになった。
調査は、平成27年度に同労働局が実施した大学での労働法出前講座のなかで実施したもの。茨城大学など9大学の学生1118人から回答を得ている。
働くうえで知っておきたい労働法の知識を聞くと、1位から順に「休日・休暇」69.1%、「労働時間」66.1%、「労働環境」「賃金」ともに61.7%――となった。男女別では女性の方が、「育休産休」の知識を知りたい傾向が強い。
就職する会社を選ぶうえで一番重要視する項目では、労働環境(21.8%)がトップで、以下仕事内容(14.0%)、賃金(9.6%)と続く。女性のほうが労働環境を重視する傾向が強いことも明らかになった。
同労働局は今年度も、大学への出前授業を実施する方針。