誘導員が作業履行せず ドラグ・ショベルに轢かれ労働者が死亡 魚津労基署・送検
2018.07.27
【送検記事】
富山・魚津労働基準監督署は、工事現場内での安全対策を怠ったとして、土木工事業者と同社現場責任者を労働安全衛生法第20条(事業者の講ずべき措置等)違反の容疑で富山地検魚津支部に書類送検した。平成29年6月、同社労働者が死亡する労働災害が発生している。
被災した労働者は、建設現場内で工事作業に従事していた際、同社の他の労働者が土砂均し作業のために運転していたドラグ・ショベルに轢かれている。
同社は、死亡した労働者とドラグ・ショベルが接触する恐れがあったにもかかわらず、適切に誘導員を配置しなかった疑い。同労基署は「現場内に誘導員はいたが、作業を履行していなかった」と話している。
【平成30年6月25日送検】