トラッククレーンで死亡災害 運輸業者を送検 七尾労基署
2018.08.05
【送検記事】
石川・七尾労働基準監督署は、クレーンによる荷の積み込み作業中の安全対策を怠ったとして、コンクリート製品等の輸送を行う業者と同社専務取締役を労働安全衛生法第20条(事業者の講ずべき措置等)違反の容疑で金沢地検七尾支部に書類送検した。平成30年4月、同社労働者が死亡する労働災害が発生している。
被災した労働者は他社の製品置場において、積載型トラッククレーンを使ってコンクリート製品の積み込み作業に従事していた。この時、操作していたクレーンが周囲に積まれていたU字溝に直撃して、同U字溝が労働者の頭に落ちている。
同社はクレーン作業を行わせる際に、あらかじめ作業場所の広さや地形を把握し、作業方法を定めなければならなかったにもかかわらず、これを怠っていた疑い。
【平成30年7月18日送検】