違法な時間外労働で国立病院機構を送検 3カ月で440時間の残業 都城労基署
2018.08.07
【送検記事】
宮崎・都城労働基準監督署は違法な時間外労働をさせたとして、独立行政法人国立病院機構と同機構の医療センターの事務部門の管理者を労働基準法第32条(労働時間)違反の疑いで宮崎地検に書類送検した。
医療センターでは、3カ月120時間を限度とする36協定を締結していた。しかし、事務部門の管理者は所属の労働者1人に対し、3カ月で439時間25分の時間外労働をさせた。
なお、労働新聞社の取材に対し同労基署は特別条項の締結の有無、捜査着手のきっかけ、違法な時間外労働があった期間、送検前の是正指導の有無についてすべて「答えられない」としている。
【平成30年7月27日送検】