「農業では報告しなくていいと思っていた」 労災かくしで個人事業主送検 宮古労基署
2018.08.30
【送検記事】
沖縄・宮古労働基準監督署は、平成29年10月に発生した労働災害に関して労働者死傷病報告を提出しなかったとして、農業を営む個人事業主(沖縄県宮古島市)を労働安全衛生法第100条(報告等)違反の容疑で那覇地検平良支部に書類送検した。個人事業主に雇われていた労働者がマンゴー用ビニールハウス解体作業中に脚立から墜落し、左足および右手を骨折して50日間入院していた。
同労基署は被災した労働者から治療費に関する相談を受けたことから捜査に着手した。「個人事業主が、農業では労働者死傷病報告を提出しなくていいと思っていたなどと供述している」という。
【平成30年8月1日送検】