民家解体工事中に安全帯使用させず 死亡労災で送検 秋田労基署
2018.09.05
【送検記事】
秋田労働基準監督署は、工事現場内での安全対策を怠ったとして、解体・土木工事業者と同社代表取締役を労働安全衛生法第21条(事業者の講ずべき措置等)違反の容疑で秋田地検に書類送検した。平成29年9月、同社労働者が死亡する労働災害が発生している。
労災は、民家解体工事現場で発生した。地上からの高さ5.1メートルの軒桁上で板状部材の取り外し作業に従事していた労働者が、地面に墜落している。
災害発生場所は足場を組み立てて作業床を設けることが難しかったため、労働者に安全帯を使用させるなどの墜落防止措置を講じる必要があったが、同社はこれを怠っていた。
【平成30年8月8日送検】