ショベルごと川底に転落し死亡 無資格運転させた建設事業者を送検 阿南労基署

2018.09.04 【送検記事】
  • list
  • クリップしました

    クリップを外しました

    これ以上クリップできません

    クリップ数が上限数の100に達しているため、クリップできませんでした。クリップ数を減らしてから再度クリップ願います。

    マイクリップ一覧へ

    申し訳ございません

    クリップの操作を受け付けることができませんでした。しばらく時間をおいてから再度お試し願います。

 徳島・阿南労働基準監督署はドラグ・ショベルを無資格運転させた結果、約8メートル下の川底に労働者がショベルごと転落し死亡した労働災害で、建設事業者と同社の現場代理人を労働安全衛生法第61条(就業制限)違反の疑いで徳島地検に書類送検した。

 労働災害は平成30年2月20日の午前11時50分頃に、同県那賀郡那賀町海川の道路の拡張工事現場で起きた。同社は同現場に元請けとして入場していた。69歳の男性労働者は11トンのショベルを使い、ワイヤーモッコに入れた土砂を吊り上げ旋回させたところ、バランスを崩し約8メートル下の川底にショベルごと転落した。労働者は病院に搬送されたが、同日死亡が確認された。なお、ショベルによる吊上げは重機の用途外使用(労働安全衛生法第20条違反)に当たる。

 同現場にはショベルの資格者はいたが、別の重機を運転していた。手の空いた労働者が手伝おうとしてショベルに乗り込んだところ、労働災害が発生した。

 労働安全衛生法は技能講習の修了者以外に、ドラグ・ショベルを運転させてはならないと定めている。同労基署が捜査したところ、同社は過去にも別の現場で無資格運転をさせていたという。

【平成30年8月16日送検】

  • 広告
  • 広告

あわせて読みたい

ページトップ
 

ご利用いただけない機能です


ご利用いただけません。