15日加療の労災報告せず トイレットペーパー製造業者を送検 八女労基署
2018.09.19
【送検記事】
福岡・八女労働基準監督署は、荷降ろし作業中に発生した労働災害に関して、労働者死傷病報告を提出しなかったとして、トイレットペーパー製造業者と同社執行役員を労働安全衛生法第100条(報告等)違反の容疑で福岡地検久留米支部に書類送検した。平成28年2月、八女市内の工場において、同社労働者が倉庫内でトラックの荷台から転落し、15日の加療を要するケガを頭部に負っている。
最近になって労災の発生に関する相談を被災した労働者が同労基署にしたことが捜査の端緒となっている。同執行役員は報告の義務があると知りながら、あえてその提出を行わなかった疑い。
【平成30年9月5日送検】