安全衛生委員長が墜落対策怠る 練り製品製造業者を送検 七尾労基署
2018.10.24
【送検記事】
石川・七尾労働基準監督署は、棚卸し中の安全対策を怠ったとして、水産練り製品製造販売業者と同社前北陸工場長を労働安全衛生法第21条(事業者の講ずべき措置等)違反の容疑で金沢地検七尾支部に書類送検した。平成29年12月、同社労働者がラックから墜落して死亡する労働災害が発生している。
同労基署が災害調査に入ったところ、労災発生当日ともに作業をしていた別の労働者に対して、高さ2メートル以上の場所で作業させていたにもかかわらず、墜落防止措置を講じていなかったことが判明した。手すりを設けるなどを怠っていた。
前工場長は、本社および北陸工場における安全衛生委員会の委員長も兼任する立場にあった。
【平成30年10月9日送検】