死亡災害急増で管内24団体へ緊急要請 栃木労基署
2016.06.17
【監督指導動向】
栃木労働基準監督署は、平成28年に入ってから死亡災害や重篤な後遺症の残る災害が急増したことを受け、管内24の労働災害防止団体に死亡災害・重症災害撲滅に向けての緊急要請を行った。
同労基署によれば、4月までに交通事故3件を含む4件の死亡災害が発生。リフォーム工事現場で墜落し全身不随、工場内のベルトコンベアに左腕を巻き込まれ上腕を切断――といった重篤な後遺症が残る労災も起こっている。
同労基署はこのため、①企業における安全管理体制の強化、②交通災害、墜落・転落災害の防止徹底、③リスクアセスメントの導入、④機械設備等の安全確保の徹底――など6つの事項を災防団体へ要請。今後もあらゆる機会を捉えて災害防止を訴えていくとしている。