自動車運転者を使用する事業場の8割弱で労基法違反 愛知労働局・29年監督結果
2018.11.07
【監督指導動向】
愛知労働局は、平成29年に自動車運転者を使用する300事業場を対象に実施した監督指導結果を公表した。78.0%に当たる234事業場で、労働基準関係法令違反がみつかっている。
主な違反項目をみると、労働時間が178件、割増賃金が50件、休日が4件だった。
改善基準告示に関する集計もしており、全体の57.7%に当たる173事業場で何らかの違反があった。主な違反事項は、総拘束時間124件、最大拘束時間119件、休息時間66件、連続運転時間65件などとなっている。
また、重大・悪質として労基法違反の容疑で書類送検した案件は2件だった。28年の9件から7件減っている。