【今週の労務書】『小さな会社でもできた! 残業ゼロの労務管理』

2016.06.22 【書評】
  • list
  • クリップしました

    クリップを外しました

    これ以上クリップできません

    クリップ数が上限数の100に達しているため、クリップできませんでした。クリップ数を減らしてから再度クリップ願います。

    マイクリップ一覧へ

    申し訳ございません

    クリップの操作を受け付けることができませんでした。しばらく時間をおいてから再度お試し願います。

生産性のアップを実現

Amazonにリンクします

 本書は、企業の残業削減を支援してきた特定社会保険労務士と、試行錯誤しながら1年をかけて残業を劇的に減らした小さな企業の経営者による共著。書名にある「残業ゼロ」をめざすといっても、残業代の削減をめざすものではなく、生産性をアップさせて長時間労働を撲滅し、最終的には従業員の賃金アップにつなげるのが、本書が提案する残業削減施策の特長だ。

 従業員に退社時刻を毎朝宣言してもらい、1週間単位で実績を管理する手法を推奨。残業した原因を分析し、翌週の改善策を立案することで、残業の原因を段階的に取り除いていく。

 時間はかかるが着実に成果を上げるためのヒントが詰まった1冊。

(望月建吾、木村純一著、レクシスネクシス・ジャパン刊、TEL:03-5561-3551、2400円+税)

平成28年6月20日第3069号16面 掲載
  • 広告
  • 広告

あわせて読みたい

ページトップ
 

ご利用いただけない機能です


ご利用いただけません。