接客娯楽業の84%で法違反 山梨労働局・29年監督結果
2018.12.11
【監督指導動向】
接客娯楽業の84.1%で労働基準関係法令違反――こんなデータが、山梨労働局が取りまとめた平成29年の定期監督実施状況で明らかになった。
同労働局は29年に1439事業場に臨検を実施した。違反が発覚したのは956事業場で、違反率は66.4%に上る。
業種別に違反率をみると、8割を超えたのは接客娯楽業(84.1%)と製造業(82.0%)。以下、商業78.4%、運輸交通業77.8%、保険衛生業73.5%と続く。
違反項目をみると、労働基準法関係では、労働時間228件、割増賃金147件の順に多い。一方で労働安全衛生法関係では、安全基準が247件とめだち、健康診断が109件で続いた。