熱中症対策 冷たくなるタオルの使用が効果的 富山労働局・建設現場パト
2016.07.22
【監督指導動向】
富山労働局は、新富山県立近代美術館(仮称)新設工事現場(元請=清水建設・三由建設・前田建設共同企業体)に対して安全パトロールを実施した=写真。同労働局の山﨑英生局長が、高所作業現場を中心に労働環境の見回りを行っている。
同現場は、天井が高かったり、開口部が多いといった特殊な構造の建築物であることから、建物内部であっても墜落・転落の恐れのある箇所が多い。そのため、それらの防止に向けて、手すりの設置などの措置が講じられているかどうかを重点的に確認した。
夏場に向けて危険性が高まることから、熱中症対策もチェックしている。休憩室に製氷機を設置したり、労働者に水で濡れると冷たくなるタオルを積極的に首元に巻くようにさせるといった対策が採られていることを確認した。