「滑らない話」で転倒災害防止を呼び掛け 松本労基署
2019.01.18
【監督指導動向】
今年も「滑らない話」で注意を呼びかけ――毎年、ユニークなパンフレットで冬季の転倒災害防止を呼び掛けている長野・松本労働基準監督署は、今年も同様のパンフレットを作成した。今年が亥年であることを踏まえ、「いの一番に安全管理 転倒災害今年ゼロ!」とする標語を添付しながら、安全対策を講じるよう喚起している。
同労基署管内では過去5年、休業4日以上の労働災害のうち転倒災害が25.3%を占めている。転倒災害は1~2月に集中する。すべての業種において、出退勤時に凍結を理由に発生する傾向にある。
このため、駐車場敷地内や通用口付近のこまめな除雪や、日陰に位置する通路へのヒートマップの設置などを求めた。
ほかに、溝が深く柔らかい靴底の靴を履くと良い、気温が4度以下になると転倒のリスクが高まる、凍結・積雪路面上では歩きスマホは絶対にしない――などの注意点も掲載した。