3人が生き埋めに 生コン製造業者を書類送検 一宮労基署
2019.01.28
【送検記事】
愛知・一宮労働基準監督署は、土砂が崩壊するおそれがあるにもかかわらず対策を講じなかったとして、生コン製造業者と同社工場長を労働安全衛生法第21条(事業者の講ずべき措置等)違反の疑いで名古屋地検一宮支部に書類送検した。
平成30年8月、同社は、生コンクリートの材料である砂を貯蔵するストックヤードの内部で、砂を出すために底に設置されたホッパーゲートを交換しようとしていた。ストックヤードは、縦、横、高さがそれぞれ7メートルほどあった。労働者3人が交換のために砂を取り除いていたところ、崩れて3人が生き埋めになり、うち1人が死亡する労働災害が発生している。
同社は、引っ張り上げられるように安全帯を使用させるなどといった労働安全衛生規則で定める措置を講じていなかった。
【平成30年12月4日送検】