夢の水先案内人になりたい/社会保険労務士法人 LMC社労士事務所 代表社員 蒲島 竜也
「気でも狂ったか!」
平成16年10月に、17年弱勤めた都市銀行を辞める時に上司にいわれた言葉を今でも忘れられない。さらに当時の上司から「社労士で成功したなんて聞いたことがない」「社労士は定年後に年金相談とかする仕事だろ」「そんな資格で家族養っていけるわけないだろ」とまあずいぶんなことをいわれた。
そんな私も、その2~3年前までは「社会保険労務士」について全く無知だったので偉そうなことはいえないが。そこで私の社労士人生をちょっと振り返ってみたいと思う。
私は平成17年7月1日に千葉市中央区新宿で開業した。約9坪だったが開業当初から事務所を借りたということで、当時の副支部長が当事務所に訪問した際に、最初の発言は「大丈夫か」だった。それから2年半後に約42坪の事務所に引越し、さらに5年後に現在の約60坪の事務所に引越し、約6年の月日が流れ近日中に引越す予定である。
事務所のメンバーも最初は私1人であったが、2年目に1人採用してから気が付けば現在20人を超えるメンバーとなった。当社の雇用形態は、ほとんどが正社員でありフルタイムである。
今から13年前の開業当初は、「社会保険労務士です」と名乗っても、行政書士や司法書士と間違えられ悔しい思いをしたことが何度かあったが、昨今そんなことは皆無となった。2020年東京オリンピック・パラリンピックが開催される年に当事務所は15周年を迎える。その年に中小企業にとって試練となる働き方改革の本格稼働が始まる。
当社クライアントの中には大企業もあるが、大半は中小企業である。また、地元千葉県の企業が約8割を占めている。建設業界、介護業界をはじめ、病院、飲食業、宗教法人、幼稚園など多岐にわたっている。
銀行を辞めたのは、管理職になり、クライアントとの接点がない仕事がいやになったからであった。しかし当社も人が多くなってきて、従来にも増して内部の問題に気を使わなければならなくなってきた。クライアントの社長の気持ちが身に染みて感じることができるようになってきたといえる。
当事務所は、会社の理念として「みなさまの夢の水先案内人になります」と掲げている。
社長の気持ちや従業員の気持ちを常に感じながら、会社が途切れることなく継続的に事業を続けられること、リストラせず従業員を雇い続けることのできる会社を支援し続けることを第一に、誠心誠意頑張っていきたい。
社会保険労務士法人 LMC社労士事務所 代表社員 蒲島 竜也【千葉】
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