【今週の労務書】『日本でいちばん女性がいきいきする会社』

2019.04.06 【書評】
  • list
  • クリップしました

    クリップを外しました

    これ以上クリップできません

    クリップ数が上限数の100に達しているため、クリップできませんでした。クリップ数を減らしてから再度クリップ願います。

    マイクリップ一覧へ

    申し訳ございません

    クリップの操作を受け付けることができませんでした。しばらく時間をおいてから再度お試し願います。

多様性ある企業の利点

 著者の一人は「日本でいちばん大切にしたい会社」でも良く知られる中小企業研究の第一人者だが、本書は「女性の活躍」に主眼を置き、企業の好事例を挙げつつ今なぜ「女性の働きやすさ」を追求する必要があるかを説いている。

 採り上げられている企業の多くは、最近の「女性活躍推進法」制定などよりずっと前から、様ざまな事情で女性を活用する必要に迫られ制度改革に着手している。それにより企業風土が変わり、事業の新規開拓や個々の社員のスキルアップが促進され、付加価値や生産性の高い企業に生まれ変わっていることが分かる。

 女性のみならず、会社が多様性のある人材を個人として尊重し、能力を発揮しやすい職場を整備することがいかにメリットが大きいかを理解することもできよう。

(坂本光司、藤井正隆、坂本洋介著、潮出版社刊、TEL:03-3230-0741、1500円+税)

Amazonで購入する 楽天ブックスで購入する

関連キーワード:
平成31年4月8日第3204号16面 掲載
  • 広告
  • 広告

あわせて読みたい

ページトップ
 

ご利用いただけない機能です


ご利用いただけません。