東日本大震災の復興工事現場内で労災 足場から4メートル墜落 建設業者を送検 石巻労基署
2019.04.23
【送検記事】
宮城・石巻労働基準監督署は、足場からの墜落を防ぐ対策を講じなかったとして、建設業者と同社現場代理人を労働安全衛生法第20条(事業者の講ずべき措置等)違反の容疑で仙台地検に書類送検した。平成29年5月、同社労働者が脊髄を損傷する労働災害が発生している。
同社は、被災した労働者に張出し足場の組立て作業を行わせる際、安全帯を使用させなかった疑い。労働者は作業中、足場から地上へ4メートル墜落している。
労災が発生したのは、東日本大震災からの震災復興工事の一環である気仙沼市内の防潮堤建設工事現場だった。
【平成31年3月14日送検】