足場設置の計画届を提出せず 死亡労災起こした建設元請を書類送検 長崎労基署

2019.05.22 【送検記事】
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 長崎労働基準監督署は、平成30年11月に発生した死亡労働災害に関連して、建設業者と同社取締役を労働安全衛生法第88条(計画の届出等)違反の容疑で長崎区検に書類送検した。

 労災は、同社が元請として入場していた長崎市内の建物改修工事現場で発生している。下請企業の労働者が足場から墜落していた。1人作業中に墜落したため事故の詳細は不明だが、「直前までは安全帯をつけて作業していた」(同労基署)という。

 同労基署が災害調査を行ったところ、工事現場内で使用されていた足場に関する計画届が足場設置の30日以上前までに提出されていなかったことが明らかになっている。同労基署は、「計画届が提出されていれば事前に指導ができ、より安全な足場を組めていたはず」と指摘した。

【平成31年3月18日送検】

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