ドラグ・ショベルに轢かれ労働者死亡 誘導員配置しなかった会社を送検 高岡労基署
2019.04.22
【送検記事】
富山・高岡労働基準監督署はドラグ・ショベルに轢かれ労働者が死亡した労働災害で、土木建築工事業者と同社の代表取締役を労働安全衛生法第20条(事業者の講ずべき措置等)違反の疑いで富山地検高岡支部に書類送検した。
労災は平成30年9月20日、富山県高岡市内の集合住宅新築工事現場で起きた。誘導員を配置せずに、ドラグ・ショベルに接触する危険性のある場所に労働者を立ち入らせた結果、ドラグ・ショベルに轢かれ労働者が死亡した。
労働安全衛生法は車両系建設機械を用いて作業を行うときは、接触を防止するため、危険のある場所に労働者を立ち入らせてはならないと定めている。ただし、誘導員を配置して車両を誘導するときはこの限りでないとしている。
【平成31年3月28日送検】