沖縄県 健康診断有所見率が5年連続全国最下位 労働局が発表
2016.09.09
【監督指導動向】
沖縄労働局は、平成27年の職場における定期健康診断結果を明らかにした。健康診断結果で何らかの項目に異常がある労働者の割合は64.6%で、5年続けて全国ワースト1となっている。全国平均は53.6%。
健診項目別の有所見率は高いものから順に、血中脂質(38.9%)、肝機能(20.9%)、血圧(20.8%)、血糖(14.6%)となっている。業種別では、運輸交通業(75.9%)が最も高く、製造業(72.0%)、建設業(68.4%)と続く。
同労働局では独自に、社員の健康増進に積極的な企業をホームページ上で公表する「ひやみかち健康経営宣言登録事業」を行い、県内企業に参加するよう呼び掛けている。8月26日現在、18社が宣言しており、「今後も企業に対して参加するよう求めていく」(同労働局)としている。