フェイスブックで知識交換/たての社会保険労務士事務所 所長 立野 芳信

2012.06.11 【社労士プラザ】
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 「全国社会保険労務士会FB会」(FB会)は、社会保険労務士相互の情報交換をフェイスブックを通じて行うことを目的として、今年2月にスタートして以来、現在は北海道から九州・沖縄まで、全国の260人以上の会員がソーシャルネットワーク上に日々集い、情報交換・意見交換を行っている。

 FB会は、「全国の社会保険労務士の知識の互助会」として、会員相互が自分の得意分野の知識と経験で他の会員を助け、苦手分野で助けてもらうことをコンセプトに設立された。社会保険労務士相互の情報交換と交流を通じ、労務問題を解決できる「集合知」となることをめざしている。

 業務上守秘義務があるため非公開グループとし、会員は原則社会保険労務士としている。日々、労働関係や労働保険・社会保険に関する問題点や相談事例が投稿され、話し合われている。

 労働問題に限らず、会社経営や税に関するもの、時には政治に関する問題が話題になることもある。

 ベテランであれ、若手であれ、日々の実務においても判断に迷うような難しい場面が数多くあり、そういった問題が次々と提起され、その都度、会員それぞれの得意分野での知識と経験がコメントされている。

 守秘義務があるため、具体的な事例には注意が必要となるものの、日々の実務の中での実際の問題点を話し合うことができるのは、セミナーなどの受講よりもはるかに参考になると感じる。とくに、経験が浅く、個人事務所として一人で業務を行っている私などには、こういった専門家との情報交換・意見交換の場があることは、たいへん心強い。

 同じ専門家ではあるとはいえ、社会保険労務士にも得意・不得意分野があるのは事実であり、今後もそれぞれの得意・不得意分野を会員相互に補完し合いながら、業務に反映させていくことが、必ず世のため人のためになっていくだろう。

 いずれにしてもソーシャルネットワーク、なかでもこのフェイスブックの情報のスピードに、何とも便利な世の中になったものだと感心している一方、このスピードについていけるよう、北海道の「新米ろーとる社労士」も日々努力を続けていかなければならないと痛切に感じている。

たての社会保険労務士事務所 所長 立野 芳信【北海道】

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平成24年6月11日第2876号10面 掲載
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