1000万円超える賃金不払い 土木工事業者を送検 新潟労基署
2019.05.17
【送検記事】
新潟労働基準監督署は労働者3人に4カ月分の賃金を支払わなかったとして、土木工事業者と同社の代表取締役を労働基準法第24条(賃金の支払)違反の疑いで新潟地検に書類送検した。
同社は土木・浚渫工事の請負などの事業を営んでいた。代表取締役は平成29年2月26日~5月25日までの間、3人の労働者に賃金計163万2000円を支払わなかった。同社にはその他にも2人の労働者がおり、こちらにも支払われていない賃金があるという。また、立件期間以外にも不払いはあり、不払い総額は1116万7360円に上る。
同社は30年3月25日までに事業を停止した。被害労働者の一部の賃金については、未払い賃金立て替え払い制度による救済が図られている。
違反は労働者の申告で発覚した。同労基署は行政指導したが是正がみられなかったという。
【平成31年4月18日送検】