行動災害撲滅へ新運動 第三次産業の被災目立つ 栃木労基署
2019.05.09
【監督指導動向】
栃木労働基準監督署は、今年度新たに「行動災害撲滅大作戦2019」を展開して管内事業場に労働災害防止を啓発している。昨年発生した労働災害は605件で、20年ぶりに600件を超えた。業種別の発生件数では、第三次産業が製造業を上回り、特に階段からの転落や通路での転倒など行動に関連する災害が目立っている。
4月26日には栃木労働基準協会、佐野労働基準協会へ要請を出し、会員企業での活動展開を求めた。事業場トップが安全衛生方針を表明する「新安全宣言運動」への参加も促している。