【今週の労務書】『安全・健康・環境におけるトップの覚悟と役割 リスクベースで取り組む安全操業』

2019.05.25 【書評】
  • list
  • クリップしました

    クリップを外しました

    これ以上クリップできません

    クリップ数が上限数の100に達しているため、クリップできませんでした。クリップ数を減らしてから再度クリップ願います。

    マイクリップ一覧へ

    申し訳ございません

    クリップの操作を受け付けることができませんでした。しばらく時間をおいてから再度お試し願います。

米国の経験から学ぶ

 本書は昨年、横浜市で開催された全国産業安全衛生大会で好評だったJXTGホールディングスの武藤潤副社長の講演を書籍化したもの。米国石油メジャーで経験した安全操業実現への手法や考え方と経営トップの覚悟を紹介している。

 日本の産業現場では「リスクはあってはならない」とする風潮がある。一方、米国では「リスクは起こるもの」と科学的に捉えている。リスクをゼロとするのではなく、見付け出し許容レベルまで緩和、低減する。リスクはマネジメントするものとしている。

 そのリスクマネジメントを確実に行うには、リーダーシップが不可欠と著者はいう。安全水準向上はトップの本気にかかっているとする。経営トップや安全担当者は、読んでおきたい。

(武藤潤・渡辺哲著、中災防刊、TEL:03-3452-6401、500円+税)

販売サイトで購入する

令和元年5月27日第3210号16面 掲載
  • 広告
  • 広告

あわせて読みたい

ページトップ
 

ご利用いただけない機能です


ご利用いただけません。