労働者を乗せた足場板をクレーンで吊り上げて送検 海へ墜落して死亡 倉敷労基署

2019.06.19 【送検記事】
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 岡山・倉敷労働基準監督署は、岸壁工事中に適切な安全対策を講じなかったとして、建設業者と同社代表取締役を、労働安全衛生法第20条(事業者の講ずべき措置等)違反の容疑で岡山地検倉敷支部に書類送検した。平成30年9月、同社労働者が死亡する労働災害が発生している。

 同社は倉敷市内の岸壁において、船が接舷する岸壁に設置する緩衝材である「防舷材」の修理工事を行っていた。このとき、移動式クレーンで労働者を乗せた足場板を海上に吊り上げ、修理作業を行わせた疑い。

 足場板を吊っていたワイヤーロープがフックから外れ、労働者が海へ墜落している。安全帯もフックより下の吊り具に装着していたため、効果を発揮しなかった。

【令和元年6月7日送検】

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