27事業場で違法な時間外労働 滋賀労働局・平成30年度 過重労働解消の重点監督結果
2019.07.03
【監督指導動向】
滋賀労働局は、平成30年11月に実施した「過重労働解消キャンペーン」における重点監督の実施結果について取りまとめた。事業場82件に対して実施し、61件で労働基準関係法令の違反が発覚している。違反率は74.4%。
違法な時間外労働があった事業場は27件で、このうち過労死認定基準である1カ月80時間以上の違法残業があったのは11件だった。
賃金不払い残業、過重労働による健康障害防止措置の未実施は、それぞれ8件で発覚している。
監督対象は、長時間労働による過労死などに関する労災請求があったり、若者の「使い捨て」が疑われる事業場など。