屋根にブルーシート張る作業中に死亡労災 農協を書類送検 田辺労基署
2019.07.14
【送検記事】
和歌山・田辺労働基準監督署は、労働者に高所作業を行わせる際の安全対策を怠ったとして、農業協同組合と同組合支所長を労働安全衛生法第21条(事業者の講ずべき措置等)違反の容疑で和歌山地検田辺支部に書類送検した。平成30年10月、同法人の労働者が死亡する労働災害が発生している。
労災は、同組合とんだ支所のスレート葺きの購買倉庫で発生した。死亡した労働者が屋根の雨漏りを防止する目的でブルーシートを設置しようとした際、スレート屋根を踏み抜き、地上へ約6メートル墜落している。
同法人は、幅30センチ以上の歩み板を設け、防網を張るなどの踏抜き防止措置を講じなかった疑い。
【令和元年6月25日送検】