1年半以上に渡る賃金不払いで送検 不払い総額は270万円 新潟労基署
2019.07.30
【送検記事】
新潟労働基準監督署は、1年半以上に渡り、計276万5174円の賃金を支払わなかったとして、紳士服・婦人服の販売代行事業者と同社の代表取締役を労働基準法第24条(賃金の支払)違反の疑いで新潟地検に書類送検した。
代表取締役は労働者1人に対し、平成29年5月1日~31年1月31日までの賃金計162万1280円を支払わなかった。同労働者は店長を務めており、この間に11カ月分の一部または全部不払いがあった。
また、労働者8人に対しては、31年1月の賃金計114万3894円を支払わなかった。不払い総額は276万5174円に上る。現在も全く支払われていないという。同社は31年1月末で事業を停止した。不払いは経営不振によるとみられる。
違反は31年2月に労働者の申告があり発覚した。店長が他の労働者を代表して申告を行ったという。
【令和元年7月9日送検】