医療法人愛の会をプラチナくるみん認定 山口労働局管内では初めて
2019.09.13
【監督指導動向】
山口労働局は、医療法人愛の会(山口県下関市)を県内で初めてプラチナくるみん認定した。同認定は、次世代育成支援対策推進法に基づくもの。子育てサポート企業・団体として厚生労働大臣の認定を受けたくるみん認定企業のうち、より高水準の取組みを推進した企業を認定している。
同法人は平成28年4月~31年3月を一般事業主行動計画期間に定め、所定外労働の削減と年次有給休暇の取得促進を目標としてきた。達成に向けた具体的な取組みとして、残業削減対策として、毎月第3木曜日をノー残業デーと定めて掲示板や朝礼で周知を進めた。
年休関連では、部門長から個別に前年の取得実績と付与日数を伝えたうえで、前年度より1日多い取得を呼びかけるなどの対策を行っている。その結果、取得率は平成29年度の56.4%から30年度には59.6%に3.2ポイント上昇した。
期間中の育休取得者の人数は、女性30人に対し、男性7人。取得率ではそれぞれ93%、77%だった。
同労働局管内におけるくるみん認定を受けた企業・団体は、今年7月時点で20に上る。