「墜落災害の防止」徹底を 鳥取労働局が震災復旧対策で要請
2016.11.02
【監督指導動向】
鳥取労働局は建設業関係の27団体に対して、平成28年10月21日に発生した鳥取県中部地震の復旧工事に伴う労働災害発生の防止を要請した。低層住宅などにおける墜落災害に注意することなどが柱。
「木造家屋等低層住宅の屋根等の改修における災害の防止」では、原則として作業床を設け、困難な場合は安全帯を確実に使用するよう求めた。ハシゴを使って昇降するケースでは、物を持たずに必ず両手で上り下りすべきとした。
土砂災害、土石流災害の防止も訴えた。作業箇所の事前調査や異常の早期発見ができる体制の構築を求めている。
また、同労働局は10月25日から休日を除く毎日、断続的に災害復旧工事現場に対してパトロールを実施しており、労災発生防止に力を入れている。