技能実習 74%の事業場で法違反 安全基準が最多 北海道労働局・平成30年監督結果
2019.10.29
【監督指導動向】
北海道労働局は、平成30年に外国人技能実習生の実習実施者に対して行った監督指導結果を公表した。臨検した224事業場のうち74.1%に当たる166事業場で、労働基準関係法令違反が発覚している。
26年以降の違反率は、72.8%、71.9%、85.8%、75.7%、74.1%で、概ね7割台半ば前後で推移している。
法違反状況をみると、安全措置が講じられていない機械を使用させたなどの「安全基準」に関するものが76件で最多だった。時間外・休日労働に関する労使協定(36協定)の範囲を超えて時間外労働を行わせていたなどの「労働時間」に関連が43件、時間外労働に対して適切に残業代を支払っていない「割増賃金」に関連は35件で続く。