弁当配達中に保冷車が逸走 労働者が下敷きで死亡 飲食業者を送検 須賀川労基署
2019.11.01
【送検記事】
福島・須賀川労働基準監督署は、令和元年8月に発生した死亡労働災害に関連して、飲食業者と同社取締役を労働安全衛生法違反の容疑で福島地検郡山支部に書類送検した。
労災は、同社労働者が仕出し弁当を配達中に発生した。勾配のある斜面に保冷車を停止させて運転席を離れた際、保冷車が動き出して労働者が下敷きになって死亡している。
同社は、死亡した労働者に、運転席から離れる際に原動機を止め、かつ停止状態を保持するためのブレーキを確実に掛けるなどの逸走防止措置を講じさせなかった疑い。
同労基署は死亡労災発生を受け、労災防止団体などの会員に対して、逸走防止に向けた注意を促すリーフレットを配布している。
【令和元年9月19日送検】