保護具なくアーク溶接 是正指導従わない鉄工所を書類送検 武生労基署
2019.11.05
【送検記事】
福井・武生労働基準監督署は、労働者にアーク溶接による金属の溶接作業を行わせる際、防じんマスクなどの有効な呼吸用保護具を使用させなかったとして、製缶業者と同社工場長を労働安全衛生法第22条(事業者の講ずべき措置等)違反の容疑で福井地検に書類送検した。
同社は、令和元年9月5日、保護具を使用させずにアーク溶接を行わせていた。
同労基署は10年程度前から複数回にわたって、同種の違反に関する是正指導を実施してきた。「直すものの、また元の状態に戻ってしまうことの繰り返し」(同労基署)だったという。
労働災害や健康障害は発生しておらず、いわゆる「事前送検」に当たる。
【令和元年10月9日送検】