工場内に安全な通路設けず書類送検 床を踏み抜いた労働者が死亡 和歌山労基署
2019.11.22
【送検記事】
和歌山労働基準監督署は、令和元年5月8日に発生した死亡労働災害に関連して、電気工事業者と同社代表取締役を労働安全衛生法第23条(事業者の講ずべき措置等)違反の容疑で和歌山地検に書類送検した。
労災は、和歌山市内の工場における電気設備工事現場で発生した。地上から高さ7.9メートル付近で労働者に配電盤等調査作業を行わせる際、作業場所へ通じる場所に安全な通路を設け、常時有効に保持する措置を講じなかった疑い。
死亡した労働者は工場の2階を移動していた際、老朽化して腐食した床を踏み抜いて墜落し頭を強打している。
同労基署によれば、作業場所まで歩み板を設けるなどの対策を講じていれば良かったという。
【令和元年11月1日送検】