休業2カ月の労災を隠蔽 種苗生産・販売業者を書類送検 淡路労基署
2019.11.25
【送検記事】
兵庫・淡路労働基準監督署は、休業4日以上の労働災害が発生したにもかかわらず労働者死傷病報告書を遅滞なく提出しなかったとして、種苗生産・販売業者と同社代表取締役を労働安全衛生法第100条(報告等)違反の容疑で神戸地検に書類送検した。平成31年1月、同社労働者が足を負傷して2カ月休業する労働災害が発生している。
労災は、淡路市内のビニールハウス工事現場で発生した。労働者が高所作業台車から墜落し、足を骨折している。
同労基署は、匿名メールによる情報提供を端緒に捜査を開始した。労災を隠蔽した理由について同社は、「元請から工事代金が支払われなかったらどうしようと考えた」などと供述しているという。
【令和元年10月23日送検】