【今週の労務書】『なぜ「Facebook」で優秀な人材が採用できるのか? ソーシャルリクルーティングのすべて』
2012.01.23
【書評】
自社のファンを増やせ
人材採用市場で今“黒船”と呼ばれている「フェイスブック」。名もない中小企業でも優秀な人材が獲得できるツールとして注目を集めている。
紙媒体時代におけるナビサイトの登場は、企業と求職者の距離を飛躍的に縮めたいわば革命的出来事。しかし、現在進行中の第2の革命の萌芽だったに過ぎないとみる著者が薦めるのが、ソーシャルメディア=フェイスブックを通じた採用活動だ。
要は、会員制のウェブサービスだが、ツイッターとは違い実名登録が原則。魅力ある専用ページを作って自社のファンを獲得できれば、求職者はもとより、その友達やさらにその友達など、従来到達不能だった潜在的求職者の掘り起こしにつながるメリットがあると説いている。
(肥田義光著、幻冬舎メディアコンサルティング刊、電話03-5411-6222、本体1200円+税)
平成24年1月23日第2857号16面 掲載