【今週の労務書】『社労士が見つけた!本当は怖い採用・労働契約の失敗事例55』

2012.07.09 【書評】
  • list
  • クリップしました

    クリップを外しました

    これ以上クリップできません

    クリップ数が上限数の100に達しているため、クリップできませんでした。クリップ数を減らしてから再度クリップ願います。

    マイクリップ一覧へ

    申し訳ございません

    クリップの操作を受け付けることができませんでした。しばらく時間をおいてから再度お試し願います。

副業一律禁止はムリ

 本書は、採用・労働契約に関する失敗事例から「なぜ失敗したか」「どうすればよかったか」を検証しつつ、その裏付けとなる法令や判例などを解説している。入社時の必要書類を「入社後1カ月以内に提出」と就業規則に定めていた会社で、採用後に学歴詐称が発覚し、解雇予告手当を支払わなければならなくなったケースなど、55の失敗事例に基づき実務上のポイントを学べるようになっている。

 副業でネットショップを開店していた従業員を、副業を一律に禁じた就業規則に従い懲戒処分にしようとした事例では、実際に業務に支障がなければ処分は難しいと指摘。許可制や届出制を検討するとともに、副業を認める基準を明確にしてリスク管理することも重要とした。

(辻・本郷税理士法人HR室 編・著、東峰書房 刊、TEL:03-3261-3136、1400円+税)

Amazonで購入する 楽天ブックスで購入する

平成24年7月9日第2880号16面 掲載
  • 広告
  • 広告

あわせて読みたい

ページトップ
 

ご利用いただけない機能です


ご利用いただけません。