【今週の労務書】『優良企業の人事・労務管理 「10の仕組み」で組織は強くなる!』

2012.07.16 【書評】
  • list
  • クリップしました

    クリップを外しました

    これ以上クリップできません

    クリップ数が上限数の100に達しているため、クリップできませんでした。クリップ数を減らしてから再度クリップ願います。

    マイクリップ一覧へ

    申し訳ございません

    クリップの操作を受け付けることができませんでした。しばらく時間をおいてから再度お試し願います。

業績向上へ環境整備を

 本書は、労務管理の基本事項をまとめた入門書で、企業で起きた様ざまな紛争や問題社員のエピソードを紹介しながら、法に基づいてルールを整備する重要性を説いている。単にトラブルを防ぐだけでなく、「生産性を高め、業績を向上させること」こそ労務管理の目的であるとし、社員が元気に安心して仕事に集中できる環境づくりを提案している。

 章ごとに入社時の手続きや労働時間などとテーマを絞り、法的リスク回避のための留意点を列挙する。各章の終わりには押さえておきたいポイント、さらに上をめざすためのポイントをそれぞれ示している。予備知識を持たない中小経営者や管理職向けにまとめられてはいるものの、ベテラン担当者が自社の管理レベルをチェックするのにも役立つ。

(下田直人 著、PHP研究所 刊、TEL:03-3239-6233、900円+税)

Amazonで購入する 楽天ブックスで購入する

平成24年7月16日第2881号16面 掲載
  • 広告
  • 広告

あわせて読みたい

ページトップ
 

ご利用いただけない機能です


ご利用いただけません。