【今週の労務書】『上司の「人事労務管理力」』

2012.12.03 【書評】
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管理職研修で活躍

 社会保険労務士で中小企業診断士である筆者は、企業が「元気がいい会社」になるには上司と部下の信頼関係が重要と考え、本書のなかで「信頼関係の構築には上司の人事労務管理力が不可欠」と説く。

 筆者が人事労務管理力と呼ぶのは、人事労務管理に関する基本知識と、4つの実践力(観察力、傾聴力、承認力、対話力)を合わせたもの。基本的な知識は、過重労働による労働災害やパワーハラスメント、メンタルヘルス不調者の発生などのトラブルを防ぐうえで重要な役割を果たし、4つの実践力には部下の成長などを後押しする効果があるという。

 本書は、その人事労務管理力の修得方法を解説しており、管理職研修の内容を検討する際の参考になる。

(近藤圭伸 著、中央経済社 刊、TEL:03-3293-3381、1600円+税)

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平成24年12月3日第2899号16面 掲載
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