会社の「自首」で労災かくしが発覚 食料品製造業者を送検 名寄労基署
2020.01.15
【送検記事】
北海道・名寄労働基準監督署は、労働者死傷病報告書を遅滞なく提出しなかったとして、野菜などの加工を行う食料品製造業者と同社専務取締役を労働安全衛生法第100条(報告等)違反の容疑で旭川地検名寄支部に書類送検した。平成30年12月に同社労働者が負傷する労働災害が発生していた。
被災した労働者は同社本社工場において、右手をベルトコンベヤーに巻き込まれて3カ月程度休業していた。
同社は、労災によって労働者が4日以上休業したにもかかわらず遅滞なく報告をしなかった疑い。
「同社が自首するかたちで労災が発覚した」(同労基署)という。
【令和元年12月10日送検】