鶏糞処理施設で死亡労災 法定教育実施せず書類送検 三好労基署
2020.01.27
【送検記事】
徳島・三好労働基準監督署は、令和元年9月23日に法定教育を実施していない労働者にトラクターショベルを使用させたとして、食肉処理業者と同社生産本部部長を労働安全衛生法第59条(安全衛生教育)違反の容疑で徳島地検に書類送検した。同日、同社労働者が死亡する労働災害が発生している。
同社の事業内容は、鶏肉の処理および鶏糞の集積・堆肥化・運搬など。死亡した労働者は自社工場内で、トラクターショベルを運転して鶏糞を運搬する作業に従事していた。鶏糞の集積場と作業道を兼ねた場所を運転していたところ、路肩から車両ごと転落し、頭部を強打している。
同社は、日常的に法定教育を受けていない労働者に対してトラクターショベルを運転させていた。
【令和2年1月8日送検】